ウィークエンド・ラブ
「遊びのうちは楽しむのもいいが、真剣になったら別れろ」
不倫をしていることが友人にバレて、主人公が忠告される時の台詞。
名画座を追いかけて何度も観たくなる映画がある。この作品もその1本。
「ウィークエンド・ラブ」は、幸福な家庭を持ちながら、家族と愛人の間を行ったり来たりする男と、キャリアウーマンのバツイチ女との逢瀬を描いた傑作ラブコメディ。
度重なる偶然に運命を感じて出会ったふたりは週末のバカンスにスペインのマラガへ出かける。
しかし、旅先ではお互いの主張をぶつけ合ってケンカばかり。
旅から戻ったふたりは、逢いたいときに逢い相手の私生活に干渉しない、というルールを決め、逢びき用のアパートを借りて二重生活をはじめる。
劇中、不倫するふたりが不倫映画の傑作「逢びき」を観て涙するシーンがあって笑ってしまう。
大人の恋の悲喜こもごもをコメディとして引っ張っていきながら、ラストは切なくほろ苦く、見るものの胸に何かをのこして映画は終わる。
偶然の出会いから始まる大人の恋を、説得力のある語り口で展開していくメルヴィン・フランクの手腕は見事である。
主演のグレンダ・ジャクソンはアカデミー賞の主演女優賞を獲り、作品・脚本・作曲賞などにもノミネートされたが、現在までビデオもDVDも出ていない。
以前、この作品をテレビ録画している人をネットで知り、メールを出してその方にコピーをいただいたときはうれしかった。
その後、アメリカ版のDVDが発売されたので、字幕はないけど今でも時々観ている。
監督:メルヴィン・フランク
公開:1974年
宣伝:笑って別れるはずだった…。何も失わないはずだった…。
虹がひとつ消えて行く。しゃれた都会の味がします。
粋な大人の香りがします。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)




